
最初のオフィーリア
次回オペラバフが上演いたしますのはトマ作曲のハムレットであります。以前にも書きましたがトマは生前19世紀フランス楽界に君臨し絶大な権力を握っていました。フランスグランドオペラの伝統を墨守して気鋭の革新派の作曲家からは頭の固い守旧…

序幕の人々 その二
オペラバフは2023年9月16日、17日に調布文化会館たづくり・くすのきホールにてR・シュトラウスのナクソス島のアリアドネを上演いたします。どうぞよろしくお願いします。さてそのナクソス島のアリアドネの序幕に登場するキャラクターを…

特別寄稿 ローマ歌劇場出演記
数年前にリタイヤされ今はアマチュアのバス、バリトン歌手としてオペラを楽しんでおられる井上さんが先日のローマ歌劇場のトスカの来日公演でエキストラに抜擢され、1幕幕切れのテデウムの場で枢機卿を東京、横浜で3回務められました。ヨンチェヴァ…
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モノスタトスの純情
オペラでテノールに振られる役と申しますと恋人、英雄など若くて凛々しい役が多いものです。従いましてずんぐりむっくり、小柄、短足の三拍子揃った典型的日本人体形ですと相当無理があります。…