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パミーナ嬢

タミーノと同じくパミーナもおとぎ話のお姫様でどの公演でもあまり存在感を感じさせないキャラクターです。

パミーナさんは深窓の令嬢で多くの家来、侍女にかしずかれ何の不自由もなく暮らしていました。
夢見がちな少女でお城にある図書館の本を片端から読んでいつの日か私も恋をして素敵な王子様と結ばれると思い込んでいました。

そのお嬢さんの環境が激変します。
なんと誘拐されてザラストロの国に連行され軟禁されるのです。
そこで黒い肌のムーア人、モノスタトスに監視されます。
隙を見て逃げて連れ戻されるところからパミーナ嬢は舞台に登場する訳です。

モノスタトスはパミーナに惚れてなんとか仲良くなろうとしますが無視され続けます。
好きな娘に無視され続けてそれがトラウマになり女性不信に陥る男性いますよね。
モノスタトスもそうだったのではないでしょうか。

時にいいとこのお嬢さんはとても残酷であります。

モノスタトスの肌の色が同じだったらどうだったでしょう?
でも身分の違いで無視されたでしょうね。

ではパパゲーノはどうしてすぐ仲良くなれたのでしょう?
これは彼とはあまりに階級的に差があり過ぎて一人の男とは観られず、故郷から母親の遣いできた家来の一人と思ったのでしょう。下男、書生の類です。

パパゲーノはうっすらとパミーナに恋心を抱いたのかもしれませんが女王のお嬢さんですから恋の対象にはなり得ません。
身分を弁える、身の程を知るということは当時のヨーロッパ社会では重要な常識だったのでしょう。
モノスタトスはそれが欠如していたのです。
だからパミーナに無視され続けたのです。

思うにパミーナはパパゲーノの前では平気で洋服を着替えたのかもしれません。
18世紀から19世紀のヨーロッパでは召使は人ではなくペットと同じだったのです。

パミーナさんはこれでも結構気の強いお嬢さんです。
モノスタトスに捕らわれて「死ぬのは怖くないわ」と言い放ったりザラストロに勇気をふるって直訴したり、しっかりしています。

夜の女王の血を感じます。

タミーノはパミーナと結ばれはしましたがこの後、尻に敷かれちゃうんじゃないかと少し心配になります。

タミーノはザラストロから受け継いだ太陽の環を仲が良い隣国の王に渡しそれをパミーナが取り戻そうとする………

歴史は繰り返します。

夜の女王が現代の日本に生きる母親だとしたら娘パミーナをどの学校にいれるか想像してみました。
やはり独立自尊の慶應義塾女子高校のような気がします。
高校時代、慶應女子のお嬢さんに惚れて全く無視されたモノスタトスのような友人がいたのでそういう発想になりました。
まあおふざけです。お笑いください。

 

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