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オペラバフがチェンバーシリーズを始める理由

オペラバフはチェンバーシリーズと銘打ち11月23日にその1回目としてブラームスの四重唱「愛の歌」をメインとするドイツリートのコンサートを主催いたします。

オペラは人の集約で成立します。
一つのオペラを成功させるには約200人から300人の方達の協力が必要となります。舞台に出演するのは歌手、オケ、合唱含めて約100人くらいとしますとただそのバックにはその倍近くの人たちが動いています。

これは何も当日の裏方だけではなくそれまでに協力していただいた人の総合です。
軍隊であれば兵站部門ということになります。
ただ悲しいことに終演とともにそのカンパニーは解散となります。

オペラバフは既に6回オペラを上演してまいりました。
若い方からヴェテランまで多くの方にお力添えいただきそれなりの人脈も築けました。
ここで考えました。
彼らの才能はオペラだけではないはずだ。もっと可能性があるのではないかと。
個人的にも彼らのオペラ以外の分野を聴いてみたいと思うのは自然な流れでした。

例えば歌手であれば歌曲があります。オケの方であれば室内楽が出来るはずです。俳優であれば語りが出来るでしょう。
この様に考えますと可能性は無限に広がります。
オペラバフはそれを企画、実現することにいたしました。
手始めにドイツリートと重唱のコンサートを企画いたしました。

オペラと歌曲は似て非なるもので全く別分野という認識があるのか日本のオペラ歌手の方達はあまり手を出しません。特に若い方に顕著です。
ただ考えてみてください。一流のオペラ歌手が例えばニューヨークのカーネギーホールでリサイタルをやる場合プログラムにはずらりとドイツやフランスの歌曲が並びます。これはどうしてでしょう?

オペラも歌曲も声の芸術であることは自明の理ですが歌曲のほうが言葉に対する感受性、ピアニストとともに高い音楽性が要求されることは確かです。
要するに一流のオペラ歌手たちがプログラムに歌曲を入れるのは自己の音楽性を聴衆に示したいためにこうなるのでしょう。

誤解しないでいただきたいのですが何もオペラには音楽性が問われないと言っているわけではありません。ただオペラは総合芸術でそれを構成する要素が多岐にわたります。故に歌手の音楽性だけで成立するものではございませんので残念ながらそれが看過されたり目立たない場合も多いのです。

オペラバフは純粋に彼らの真剣勝負を観たくてその機会を作ることにいたしました。
プログラム、キャストは後日お知らせ致します。
どうぞご期待ください。

 

 

 

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