ハムレット公演がお陰様で無事終演いたしました。
酷暑の中サンパール荒川までお運びいただいたお客様に厚く御礼申し上げます。
今回はグランドオペラということでキャスト、合唱、オーケストラそして裏方と膨大な人員が必要でございました。やはりこの規模のオペラを上演するにはかなりの覚悟と気力が無ければできないことを痛感いたしました。
トマのハムレットは世界でも上演が稀なオペラですが魅力的な作品でございます。お客様の中にも初めて接する方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?制作といたしましては至らぬ点、反省点も多かったのですが概ね好評で安堵しております。フランスグランドオペラの佳品の魅力を万分の一でも皆様にお伝えすることが出来たのであればこれに過ぎる歓びはございません。
ただ手前共の団体規模ですと少々持て余したというのが正直な感想です。
グランドオペラを上演するには準備段階で相応な陣容を調えていないとなかなかに難しいものです。
この規模のオペラを2回、3回と続けて上演するのは資金面、体力面そして人脈面から不可能であることを悟りました。
ちょうど手前共の身の丈にあった作品規模を模索いたしますとやはり原点とも言うべきモーツァルトかと考えております。
そこで次回は原点に立ち戻りモーツァルトのドン・ジョバンニに取り組む所存です。
比較的上演頻度が高くて「またか」と思われる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ただオーケストラでチェンバロも揃えセッコも省略しないという本格上演は意外と少なくて新国やプロ団体、音楽大学内の大学院の修了公演の他は皆無という状態です。
これは日本のオペラ界にとって嘆かわしい状況と言わざるを得ません。
オペラバフはこの状況の打破に一石を投ずべくドン・ジョバンニを上演いたします。
どうぞ御贔屓の程よろしくお願いいたします。
オペラバフ 制作 宇田川慎介
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